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きょうは、幼稚園の卒園式。
誇ら しげにまっすぐ見上げる力強い眼差 し。張りつめた空気の中、心地よく 響く「はい」の返事。卒園の喜びに 満ちあふれた子どもたちの姿を前に
して、私の胸に去来するものがあり ました。 |
| 先般、教育基本法や学校教育法の 改正において、幼児期における教育 の重要性と子どもたちが出会う初め ての学校としての幼稚園の位置づけ が明確にされました。
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| 今こそ、『学びの一歩 幼稚園』としての質を高め、私立幼稚園の充実・発展を図らなければならない。「志」とも言うべきものをたたえた子どもたちの横顔を見つめながら、
その意を強くしたのです。 |
| それでは、『学びの一歩 幼稚園』 としての質を高めるにはどうすれば よいか、私は次の三つの質を高めることが大切だと考えています。 |
@ 保育者としての質
A 教育課程の質
B 幼稚園経営の質 |
| まず、「保育者としての質を高める」ことについてですが、何よりも大切にしたいものは、人間愛、教育愛に根ざした豊かな人間性です。この資質は、幼児理解に基づく総合的な指導力の基になるものであり、教育的配慮を要する幼児、また、保護者や地域の方々に適切に対応するために欠くことのできない資質だと思っています。 |
今一つは、子どもたちの内面的な育ちを看(み) 取(と)る力、その育ちに喜びを感じる心です。我が園では、人形との関わりの場を大切にしています。
子どもたちは、日々の生活の中で人形に心を投影させるからです。人形に語りかける子どもたちの内面に入り込み『子どもたちの心の動きを看(み) 取(と)る』、語りかけの変化・成長に喜びを見出す感性を、保育者自身が身につけたいものだと考えています。 |
| 「教育課程の質を高める」ことについては、子どもたちの内面の育ちを大切にし、生活の連続性、発達や学びの連続性を踏まえることが重要です。また、教育課程、指導計画を保護者に積極的に発信することで、園への信頼性を高めることができます。保護者にとっても、園の取り組みへの理解が、子どもへの関わり方、子どもの言葉やしぐさのより深い受
容に役立ってくると思います。 |
| 「幼稚園経営の質を高める」ことについては、これまでも取り組んできた建学の精神や理念を大切にしながらも、公教育を担っていることを視野に入れ、特色ある幼稚園づくりに心がけたいと思います。そのためには、学校評価の実施・公表の機会
を生かし、幼稚園の信頼性へとつな げていきたいものです。 |
| また、子育て支援事業への取り組みも幼稚園としての重要な役割の一つです。各幼稚園では、地域の実情を踏まえ工夫を凝らしてお取り組みのことと思いますが、預かり保育や認定こども
園での保育を、幼稚園での学びにつな いでいってこそ、さらに意義ある取り 組みになると思います。 |
| 以上、私立幼稚園の充実・発展を 図ることを目指して、『学びの一歩 幼稚園』としての質を高めるための方途について私の考えを述べてきま したが、こうした取り組みを幼稚園
の全教職員が一丸となり、学び合い、高まり合う中で実現していくことが重要だと思います。 |
| そのためにも、幼稚園の経営者自身が、コーチングスキルによる教職員との平素の対話を大切にしながら 取り組みたいものです。また、幼稚園内ではもとより、子どもと向き合える社会が構築されることを願っています。
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